ダブルクロス版フォーカスシステム
概要
ゲーム中に行われる、複数の経過を持つ一連の作業をチームで処理していく様子を、ルールとしてサポートする。
ルールは可能な限り既存の概念に近い形で再現し、用語などを明確に分ける事で区別する事を目指す。
ルール
1、DFSの開始
GMは目的、総ステップ数、制限ラウンド数、達成条件、各ステップの判定値・難易度・ゲージMAX・作業内容を決める。
その上で、プレイヤーには総ステップ数、制限ラウンド数、各ステップの判定値・作業内容・難易度を開示する。
このとき、GMは各ステップの情報や達成条件は公開しなくてもよい。
2、ラウンド進行
DFS中はラウンド進行で行う。
セットアップセグメント
通常通りセットアップを行う。DFS開始の時点で、全てのキャラクターはステップ1にいるものとする。
GMはPCがいるステップの「難易度」を開示する事。 >> 難易度は基本的にステップ情報を公開した時点で同時に公開する。
セットアップの最後に、各キャラクターは「ステップ移動」を宣言出来る。ステップ移動を行ったら、隣接するステップ(数字が1つ違いのステップ)に移動出来る。
イニシアチブセグメント
相手がいるなら別だが、基本的にPCの間で好きに待機して行動順を調整してよい。
アクションセグメント
アクションセグメントでは通常のアクションのほかに以下のDFS専用の行動がある。
これらは全てメジャーアクションで使用する。
・ステップ移動
隣接するステップに移動する。
・サポートワーク
後述。
・メインワーク
後述。
・ステップ解析
そのステップのパラメータの内、秘匿されている部分を開示する。
シナリオによっては、情報収集などの判定が必要となる場合もあるだろう。
・その他
GMに聞いて裁定を決めてもらってね。
セカンドアクションセグメント
通常のラウンド進行と同様に、セカンドアクションを行うキャラクターだけで「セットアップセグメント」から「チェックセグメント」を行う。
ただし、DFS進行中でかつ戦闘中でない場合、MWを行えないセカンドアクションは宣言できない。
クリンナップセグメント
最終ステップの進捗ゲージがMAXに達したら、DFSを成功として終了する。
上記条件が達成されないまま制限ラウンドが終了したら、DFSを失敗として終了する。
3、DFS中の各判定について
- メインワーク判定
指定された能力値もしくは技能で判定を行う。この時、攻撃行動とGMが判断した行為は行えない。
「攻撃行動」とある場合には、攻撃行動で判定をしてもよい。
これはメジャーアクションとして扱い、エフェクトの組み合わせも可能である。
ワーク判定の達成値に応じて、ゲージが上昇する。ただし、前ステップの進捗ゲージがMAXに達していない場合、ゲージ上昇は起こらない。
上昇量は基本的に1であるが、目標値を10上回るごとに+1される。
例:目標値0の場合、達成値10以上で+1、達成値20以上で+2となる。9以下だったなら、進捗ポイントは得られない。
- サポートワーク判定
対象:単体として、同一ステップ内の支援対象を選択する。
タイミング:メジャーアクションのエフェクトを使用するか、侵蝕率を1D10上昇させる。
なお、この時エフェクトの組み合わせを行ってもよい。
サポートワーク判定は宣言のみで効果を発揮し、そのラウンド中に対象が行うワーク判定の達成値を、+[上昇させた侵蝕率]点する。
このとき、エフェクト自体の効果は無視される。あくまで上昇した侵蝕値分、他キャラクターのMWに修正を与えるだけである。
余談の部類になるが、出来れば「どのようにしてサポートするか」を宣言するとよい。
- 通常のメジャーアクション
キャラクターはMW、SW以外にも通常どおりメジャーアクションを行うことができる。
このとき対象として取れるのは、基本的に同一ステップ内に存在するキャラクターのみである。
ただし、射撃距離を対象と取れる行動の場合は、別のステップ内に存在するキャラクターを対象としてもよい。
なお、GMはステップ毎に空間が区切られているなどとして制限を加えてもよい。
4、DFSの終了
以下の条件のいずれかが満たされた場合、ワークを終了する。
・最終ステップの進捗ゲージがMAX値以上になる
・最終ステップの進捗ゲージがMAX値未満のまま、終了条件が満たされた
リンク
- 最終更新:2010-01-12 03:13:21